ドイツの技工所
- 2013.04.16
- ドイツ、チュービンゲン大学レポート
IPSG事務局稲葉由里子です。
今回のIPSGドイツ研修旅行ではIDS,チュービンゲン大学の他に技工所と歯科医院を見学させていただきました☆
こちらは、KaVo本社がある、ビベラッハにある技工所です。
こじんまりとしたラボで、外観もとってもお洒落。
日本人のドクターが、こんなに沢山見学に来られるのは初めてだそうです。
ドイツのラボを見れば、ドクターがどのような仕事をしているのか一目瞭然です。
思った通り素晴らしかったです。
沢山のテレスコープをみることができました。
ドイツの歯科医院のレベルの高さ、とにかく平均のレベルがとても高いです。
でも。
IPSGの先生方は、もっと上だと皆さんに感じていただけたと思います^_^
そして、とにかく綺麗なことに、びっくりです。
石膏を使うので、一番汚れる環境にいながら、きちんと気持ちよく仕事ができるルールがあるようです。
技工士は3名いらっしゃいました。
3名で10代の技工デスクです(@_@;)
右側に写っているいるのが、このラボのオーナー、ZahntechnikermeisterのGerd Brüstlさんです。
もちろん、ミリングマシーンがあります。
KaVoの咬合器はどこのラボにもあります。
一番汚れているはずの作業場、本当に綺麗に使っています。
DegussaのMultivac、真空練和器です。
ドイツでは、石膏もアルジネートも手練りはありえません。
すべて器械練りです。
このDeggussaの真空練和器はすごい吸引力です。
一通り、一流の器械を揃えるだけで、すごい費用が掛かっていると思います。
こちらは、インプラントとテレスコープのコンビネーション。
パラレルテレスコープ とアンカーバンドクローネでしょうか・・・
おもしろい脚ですね。
ワンピースキャストだと思います。
そしてこれらを作るに欠かせないとおっしゃるこの器械は・・・・
そうです。
稲葉先生が開発した横型研磨器の海賊版、ハフナー社の物です。
稲葉先生が開発した当時、KaVoのK9内冠研磨器として販売されていたものです。
パラレルテレスコープが多いラボでしたが、この器械なしではとてもできないとマイスターがおっしゃっていました。
そして、もうワックスはほとんど使いません。
歯冠修復に関しては、CADCAMです。
こちらのラボでは、KaVoのARCTICA(アークティカ)のCADCAMでした。
患者様のシェードテイキングは、日本ではドクターが行いますが、ドイツではもちろんテクニシャンが行います。
作る人が色や形を見るのが普通だと思います・・・((+_+))
患者様は、ラボを訪れて、このような自然光の入るお部屋で、テクニシャンがセラミックの色を見させていただきます。
VITAの歯の色を計測する装置です。
こちらは、IPSG、VIP会員の福永朋美先生です☆
なるほど~
おもしろいです。
さすが、Easyshadeです。
わたしは、スタッフがくつろげるこんな空間がとても素敵だと思いました☆
本当に丁寧に案内してくださいました。
次回は、歯科医院、開業医見学のご報告です☆♪
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