コバルトクロムによるリーゲルテレスコープ〜その①〜

コバルトクロムによるリーゲルテレスコープ〜その①〜

インドネシア、バリに在住の患者様から大変見事な木彫りの彫刻をいただきました。

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稲葉歯科医院 INABA DENTAL OFFICE

と入れてくださり、本当に素晴らしい!

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バリの神様、ボマ(BOMA)

バリの建物の入り口、お店の入り口などによく飾られるというわれる守護神なのだそうです。

よく見ると、なんだか可愛らしい。

数年前より、歯の相談にいらしていて、この度数回に渡り、バリから通ってくださる事になりました。

私も精一杯、期待に答えたいと思います。

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マールブルグ大学歯学部の補綴科Prof.Leaman が開発された、コレクトアプトドゥルック法にて印象を行ったところです。

日本では、ほとんど認知されていない方法ですが、印象材が歯頸部周囲に掘った溝を伝い、均等の圧力が印象面に注入され、歯頸部まで正確に記録でき、ほとんど失敗がない大変優れた印象法法です。

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下顎はセラミックのブリッジ。

寒天を固めてアルジネートで印象しました。

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今回のポイントとしては。

すべて失活歯のため、リーゲルレバーのかかる支台歯が割れる可能性があることです。

左上2番は短くカット、更に遠心に向かって斜めに形成し、できるだけ重心を下に行かせるようにしました。

キャップをし、この上にシュレーダゲシーベを乗せる形となります。

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今回、上顎すべての歯が失活歯ということで、通常用いられるリーゲルテレスコープのゴールドの重みに耐えられないと判断したので、コバルトクロムで製作をしようと思います。

コバルトクロムのリーゲルテレスコープは、生体安定性も高い事からドイツでは大変多く行われています。

コバルトクロムのケースは始めてなので、非常に楽しみですし、コバルトクロムの強度、軽さに期待したいと思います♪