床や脚に対するドイツ人の考え方

床や脚に対するドイツ人の考え方

こんにちは。

Weber dental labor 稲葉由里子です♪

ある日の休日、詩織ちゃんがお休みなのにラボで1人お仕事をしていました。

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レジリエンツテレスコープの重合を行っているようです・・・

総義歯、レジリエンツテレスコープにおいて、粘膜と義歯がピッタリと密着する重合方法の精度が求められます。

従来までの重合方法は、上下に分かれるフラスコに蝋義歯を埋没したのち、そこにレジンを詰めて熱湯で重合させるという簡単な方法でした。

しかし、レジンはもともと、熱をかけると重合収縮を起こすので、床の中で気泡となって残ってしまったり、変形の原因となります。

そんな弱点を補う方法として、『イボカップシステム』が開発されました。

イボカップシステムは、3トンの圧力に耐えるフラスコと6気圧の圧力でレジンを補うことが出来る方法で、重合収縮を補正しながら精度の良い総入れ歯を作ることが可能な方法です。

精度をだすために、歯科技工士はこの重合という作業を1日かけて行います。

どれだけ手間ひまがかかっているかを先生方から患者様にお伝えして頂きたいほどです・・・

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詩織ちゃんが作る技工物って、なぜかとても可愛いくなってしまうから不思議です。

まるで、飴細工のようだと思いませんか?(๑˃̵ᴗ˂̵)

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床の形は、まるでハート♥️のようです。

患者様は気付かないかもしれませんが、義歯の中には、このような複雑な床が力のバランスや強度を保っています。

床と床が重なり合っていますが、蝋着は行っていません。

ドイツでは、蝋着は行わないのだそうです。

なぜなら、後に義歯を修理することになった時、蝋着をしていたら、分解ができないからです。

ドイツ人の考えは、後から修理を行うこと、先の先迄考えて、蝋着はせずに床と床でコネクトしていると教えて頂きました。

2重T型アタッチメントなども、このような考えで開発されたドイツの技術なのですね♪

実は、以前私がレジリエンツテレスコープで治療をさせていただいた患者様が来院されました。

どうやら、義歯を他院で修理をされたそうです。

義歯の内冠と外冠を修理をしてくださったのまではよかったのですが、脚をとってしまったのです(-_-)

すると・・・

「歯が安定しない感じがします。あの、金属がついていたの(脚)ってとても大きな意味があったのですね。」

とおっしゃいました。

患者様も感覚として分かるのですね。

ドイツでは、脚や床のデザインが大変進んでいますし、修理をどのように行うかも同じぐらい研究されています。

私達も、歯だけ見るのではなく、歯を守るための床のデザインに目を向けていきたいですね(^_<)-☆