体と一体化する義歯

体と一体化する義歯

こんにちは。

Weber dental labor 稲葉由里子です。

先週末、ISOI国際口腔インプラント学会に出席させていただきました♪

沢山勉強できたし、今日から一週間がんばるぞ!

と思っていたら、私の診療の予約が入っていませんでした(-_-)

ちょっと拍子抜け。

じっとしていられない性格なので、とりあえず走ろうかな・・・

IMG_3328.jpg

と、半年ぶりの皇居ラン♪

紅葉はあと、もう少しといったところでしょうか。

緑が清々しくて本当に気持いい(^_^)

なんて、ニコニコと走っていると。

私の後ろから女性がスーッと追い越して行きました。

よく見ると、彼女は片足だけ義足だったのです。

完全に体と一体化していて、走る衝撃を吸収し、本当に自分の足のように軽やかに走っているのです。

私が走るのが、やや遅い。

ということもあるのですが、一生懸命追いかけても追いつく事ができませんでした。

ふと思いました。

私達歯科医師、歯科技工士が作り上げる、義歯は、患者様にとって、ご自身の一部として一体化しているのだろうか・・・

もし、そうであるのなら、本当に凄い事であるし、大切なを仕事をしているんだなって。

義足の関節には、衝撃を吸収するためのクッションがあるはず。

私達の顎関節にも、関節円板というクッションがあります。

その役割の重要さは、先生方もご存知の通りだと思います。

そして、歯1本1本歯根膜には、クッションがあります。

0.3mm〜0.5mm 

私達の体には沢山のクッションがあって、体と一体化させるために重要な役割をしているのですね。

そこで考えられたのが、レジリエンツテレスコープ

軸壁はパラレルでトップのところに歯根膜の沈み込み分、0.3mm〜0.5mmの緩衝腔を設けています。

患者様の歯根膜を利用した、素晴らしいテレスコープだと思います。

どんなに状態の悪い歯だとしても、保存できるのであれば、1本でも2本でも利用した方がいい。

と私は患者様にお伝えしています。

なぜなら、歯根膜の刺激が、噛む事によって脳に伝わるからです。

以前、私がレジリエンツテレスコープで治療させていただいた、患者様が脳梗塞を患われ、しばらく入院をし、リハビリをされていたそうです。

患者様は、義歯のおかげで、食事ができ、先生が驚く程はやい回復をされたと言います。

「ゆりこ先生がおっしゃってように、歯根膜の刺激が脳に伝わり、回復が早かったのだと思います。」

っておっしゃって頂いた時は、本当に嬉しく思いました。