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コーヌスクローネの内冠製作上、最も大事なことは、ワックスアップされた軸面の仕上げがいかに正確に出来るかということです。
最初にお伝えした通り、鋳造された内冠の軸面出しをどのようにすべきかということです。
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使用金属は、できる限り白金加金を使用すること。
100%時効硬化ができるものであればさらに望ましいです。
コーヌスクローネのトラブルの第一は装着後の維持力劣化にあるとされています。
硬度の高い弾性のある金属が適しているため、パラジウムのような金属では調整はほとんど不可能です。
研磨に関しては、内冠に付与したコーヌス角度を正確に研磨することが必要です。
こちらは、稲葉先生が開発した、横型研磨器です。
当時KaVo社からK9研磨機として販売されていましたが、今では他社でこれを真似た研磨機が販売されています。
稲葉先生が開発した横型研磨機を回転させながら水平に固定したハンドピースの先端に取り付けた円盤の平面を当て、モーターで高速で回転させて内冠の研磨を行うものです。
時間的にも節約できると同時に、仕上がりも理想的で鏡面仕上げが可能です。
また、取り扱いも簡単で、初心者にも失敗なく正確に軸面出しが出来るところが非常に魅力的です!
一度に何本支台歯があっても接着方向を決定したならば、常に同じコーヌス角度で一定の研磨が可能です。
研磨を行う軸の調整により、希望のコーヌス角の付与も簡単にできます。