稲葉歯科医院 院長ブログ 千代田区 末広町 顎関節症 入れ歯 リーゲルテレスコープ 矯正:千代田区外神田で歯科医院を開業している院長稲葉由里子が日々の診療への思いや雑感を語ります。

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症例

22年経過したリーゲルテレスコープの症例(稲葉繁先生による)

初診の状態

上の歯は前歯に部分入れ歯、下の歯は奥歯が欠損していて、バネつきの入れ歯がはいっていました。 

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入れ歯を口からはずした様子
このままだと近い将来、総入れ歯になる可能性が高いです。

部分入れ歯の金具(バネ)による歯の負担が非常に大きいからです。



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これ以上、歯を失いたくないという患者様のご希望により、上下の歯をリーゲルテレスコープで治療することになりました。


1987年当時、いまから22年前としては非常にめずらしい、全部の歯を一緒に鋳造しています。(ワンピースキャスト)
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完成したリーゲルテレスコープ、すべて一体で鋳造しているため、とても強いです。(ろう着だと、折れてしまいます。)

リーゲルテレスコープは途中で入れ歯が折れたり、割れたりすることはありません。 

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10年経過したリーゲルテレスコープ。

装着したときとほとんど状態が変わっていません。

修理も必要ありません。


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17年経過、写真むかって右側の犬歯の歯が割れてしまいました。(もともと神経がない弱い歯でした)

歯をぬくことになりましたが、リーゲルテレスコープは修理をすることができるため、修理し、抜いたその日のうちに入れ歯を使うことができました。

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患者様は22年前に、この方法で治さなかったら、歯をすべて失ってしまっていた。

とおっしゃっています。

現在も、奥様と一緒に毎月メンテナンスにみえています。

このように、リーゲルテレスコープは、今ある歯を連結固定して、守ることができます。

そして、メンテナンスにより、歯の寿命をのばすことができます。

 

2009年09月09日 | トラックバック (0)

症例

先日、マグネットのついた部分入れ歯を入れた患者様が来院されました。

「かめない ・・・・」

ということです。

たしかに手で取り外しができるぐらいの接着力、食べ物をすりつぶす力で簡単にずれてしまうと思います。

リーゲルテレスコープは入れ歯の中に小さな鍵のようなものが組み込まれたものです。

その鍵の開閉によって入れ歯を着脱します。

食べ物をすりつぶす力ではけっしてはずれません。

 

リーゲルテレスコープの症例(稲葉 繁先生による)

  とても難しい症例です。

 上の歯は前歯だけしか残っていなくて簡単な歯が入っていました。

問題は下の歯です。

前歯のすり減りがはげしく、後ろの歯は極度に骨が吸収しているのがわかります。

食事をすることができなくなってしまい、入れ歯はすぐにこわれてしまうとのことで、 非常に困って来院されました。

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とりあえず、今使っている歯を補強して修理をしました。

かみ合わせの平面もずれていたため左右対称にそろえました。

上の歯も仮の歯を入れたところです。

この時点で患者様はかめることに非常に喜ばれました。

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ワックスで模型診断をしたあと、上下の歯をリーゲルテレスコープで治すことになりました。

下の写真は精密な型取りをしたところです。

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出来上がった上の歯です。

鍵(リーゲルレバー)が閉じている状態と開いた状態。

指で簡単に開閉することができます。閉じると舌で触っても全くわからなくなります。

とりはずしができるブリッジのようなイメージです。

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下の歯のリーゲルテレスコープです。

鍵が閉じているところと開いているところです。

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歯の部分はセラミックで作ったため、審美的にもとてもきれいに仕上がりました。

お口の中に入れると、金属の部分は見えなくなります。

 

2009年09月01日 | トラックバック (0)

症例

 セラミックのブリッジとコーヌステレスコープの症例

  初診時

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かみあわせが深く、下の歯が見えません。

それぞれ、むし歯の治療を違う歯科医院でなおしてきたそうです。

入れ歯を作るときに大切なことは、歯が並んでいる平面が左右対称で、体の正中、真ん中の線に対して垂直であることです。

それが、この状態ではバラバラになってしまっています。

 

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歯が抜けてしまったところをただ埋めたような感じで、全体にバランスがとれていません。

抜けてしまったところは金属の金具(ばね)のついた部分入れ歯が入っています。

このようにバランスのとれていない歯は一本ずつ治療をしても治りません。

すべてのかぶせ物をはずし、全体のかみ合わせの平面をなおします。

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すべての金属をはずしたところです。
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かりの歯をつくっているところ。

この時点で左右が対象になるように、笑った時上の歯も下の歯もみえるようにかみ合わせをなおします。

 

 

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上の歯はセラミックによる全体的に連結したブリッジ。

下の歯はコーヌステレスコープで治療しました。

最初のときに比べて笑った時、すべての歯がきれいに見えるようになりました。かみ合わせの高さを上げたため、口元のしわも伸びて若返ったようだとおっしゃっていただき、大変よろこんでくださいました。

 

2009年08月07日 | トラックバック (0)

症例

上あご レジリエンツテレスコープ、下あご リーゲルテレスコープの症例

初診時

 

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歯槽膿漏とお口のにおいが気になって来院されました。

ご自分でも悪いのがわかっていて、一大決心で当医院をおとずれれた。

とおっしゃっていました。

   

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残念ながら前の歯はグラグラ、どうしても保存ができなかったため、歯を抜かせていただきました。

抜く前に、入れ歯を修理して歯が抜けてもそのままにならないようにしました。

前の歯は仮の歯を作り、上あごの部分を補強し、かめるようにします。

通常、歯を抜いてしまうと、ないまましばらく過ごさなくてはいけませんが、それでは、患者様の生活に支障があります。そのため困らないように事前にきちんと治療計画をたてておきます。

 

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上あごは2本歯を抜き、4本を利用してレジリエンツテレスコープ、下あごは残っている本数は多いのですが、歯槽膿漏がすすんでいて歯がぐらぐらしていたため、すべて固定、連結できるようなリーゲルテレスコープで治療をすることになりました。
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上あごに内冠を接着させて、

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その上にレジリエンツテレスコープをはめます。

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下顎は内冠を連結して歯がぐらぐらしないように固定し、
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その上からさらにリーゲルテレスコープで固定。
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お口の中に入れ歯を装着したところ。

見えるところはすべて白く、入れ歯であることが他人に気がつかれません。

 

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この入れ歯を入れて患者様は大変喜んで下さり、知らない人にでも笑って話しかけにいきたくなるとおっしゃっていました。

今まで笑ったり、話をすることにコンプレックスをもっていたとのこと。

毎回メンテナンスのときに素敵な笑顔でお話をされるのを見る私たちもとってもうれしく思います。

 

今、治療中の患者様で、上あごをリーゲルテレスコープ、下あごをコーヌステレスコープで 治療をした患者様が、なおしてから一番最初に気付いてくれたのは、お孫さんだったそうです。

「おばあちゃん、歯がきれい!」

って何度も言ってくれるそうです。

稲葉歯科医院に来院される前は、紹介で歩いて30分かかる歯科医院に3年間かけて治療されていたそうですが、かむことができなかったといいます。

稲葉歯科医院での治療に期待をされてきたそうですが、治療が終わって、期待以上だったとおっしゃってくださいました。

食事をするとき、かむと痛いというのは、いくら説明しても誰もわからない。と、とても深刻でした。

リーゲルテレスコープをいれて、

「前歯ってこんなに使うと思わなかったです。とうもろこしもおしんこも食べることができます!」

とおっしゃっていました。

患者様が喜んでいただく声が私たちの診療の何よりの励みになります。

これからも、できるだけ症例をだしていきたいと思います。

 

 

2009年08月06日 | トラックバック (0)

朝日新聞に掲載されました。

1月30日の朝日新聞の朝刊に

「中高年からの歯のケア」について稲葉繁先生が取材されて掲載されました。

朝、保育園へ送った帰りにセブンイレブンで5冊買って帰りました!

 

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2009年02月05日 | トラックバック (0)

リーゲルテレスコープとは

当医院では、諸外国の中でも入れ歯においてもっともすすんでいるとされるドイツの入れ歯(リーゲルテレスコープ)をとりいれていますが、これは、費用はかかっても質の高い長持ちのする治療を受けるドイツ人の考えから生まれたものです。

日本では保険の入れ歯の調子が悪ければ、半年毎に取り換えることが可能です。

患者さんの中にはビニール袋の中にたくさんの入れ歯を入れてきて、どれも合わないと訴える方がいらっしゃいます。

これらの入れ歯を一つにまとめ、良質で高度な技術と材料を使用することができれば、高齢者となったとき、歯を失わず快適で豊かな食生活をおくることが可能です。

(ドイツでは、最低3年間は耐用年数と考えられていて、万が一紛失した場合は、全額患者さんの負担になります。)

当医院の顧問、稲葉繁先生がはじめてドイツからリーゲルテレスコープを紹介してから30年近くなりますが、当時治療した患者さんの入れ歯が30年たった今もしっかり使われていることをみても、ドイツ人の入れ歯の技術はすごいな、と関心します。

(現在も定期的に歯科医師、歯科技工士を対象にリーゲルテレスコープの研修会をひらいています。詳しくは、IPSG事務局にお問い合わせください)

リーゲルテレスコープは、全部歯を喪失している総入れ歯の方にではなく、上下の歯が数本残っている方に適応されます。

日本の部分入れ歯はクラスプというバネを残っている歯にかけるものがほとんどです。

歯は噛む力の方向には強いのですが、横にかかる力にたいしては非常に弱いです。

クラスプは歯にばねをかけて横に揺らしてしまいます。そのため歯がゆるみ、歯槽膿漏と同じような症状でぬけてしまうことが多いです。(病院によっては、歯槽膿漏と診断されることもあります。)

リーゲルテレスコープは残っている歯、すべてを固定し強くして歯を横に揺らさないようにすることができるため、残っている歯を利用し長持ちさせることが可能です。

現在、歯を失った方に対してインプラントが主流で、当医院でも、骨がしっかりしていて条件がそろっていればまず、インプラントをおすすめしますが、なかにはインプラントで対応できない事がいっぱいあります。

骨がうすい、残っている歯がぐらぐらしている、欠損している歯がたくさんある、など。中にはインプラントが嫌だという方もいらっしゃいます。

そういう方にはリーゲルテレスコープをおすすめします。

もうひとつリーゲルテレスコープの優れているところは、修理ができることです。

長い間には中が虫歯になったり、歯が割れてしまってどうしても抜歯をしなくてはいけないこともでてきます。

その時、また入れ歯をすべて作りなおすのではなく、簡単な修理でもとの入れ歯を使うことができます。

もちろん、最初にリーゲルテレスコープを作るとき、技工士と設計をするのですが、弱い歯に対しては、抜けることを想定しておいて、修理ができるようにしておきます。

弱い歯はリーゲルテレスコープでできるだけ持たせて守ってあげるという考えです。

また、保険の入れ歯は人が見て、入れ歯であることがすぐにわかります。(特に私たち歯科医師は)

リーゲルテレスコープは見えるところに金属色を使わないようにすることができるので、入れ歯であることがほかの人から気がつかれません。

 

それでは、ばねもなくどのように入れ歯がしっかり固定されているかというと、

リーゲル(Riegel)とはドイツ語で閂(カンヌキ )のことで、これを維持装置に使っています。

入れ歯の中に小さな鍵がかかるようになっています。

これは、鍵をしめると舌でさわってもわからないようになっているのでほとんど違和感がありません。

この鍵をひらくと(手で簡単にあけることができます)、すっと入れ歯を取り外すことができます。

普段は入れ歯であることを忘れてしまうぐらいです。

もちろん、寝るときは、歯磨きをして、入れ歯もあらって装着したままお休みになれます。

(寝ているときに間違えて飲んでしまうなんてことが絶対ないからです。)

自分の歯が一番大事ですが、もしも残念ながら歯を失ってしまった場合、このような治療方法がありますのでどうぞどのような治療方法がご自分にとって最善か 歯科医師と相談することが大事だと思います。

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上の写真はリーゲルテレスコープ義歯。鍵をひらいたところです。しめるとしっかり歯が固定されます。

下の写真はセラミックのブリッジとインプラントをいれました。

 

 

2009年01月15日 | トラックバック (0)

リーゲルテレスコープについて

8020運動というのをご存知でしょうか?80歳で20本の歯があればだいたいの物はなんでも食べる事ができて健康に過ごせる。という意味なのですが現在20本の歯を保っているのは約55歳です。

歯を失っていく状況をみると下顎では奥歯から抜けていき徐々に前方に移行してます。その原因は歯周病のみが原因とは考えられません。

それは無くなってしまった歯に義歯を入れるのですが、保険適応の部分入れ歯はクラスプという(ばね)を残っている歯にかけます。

クラスプは歯をつかんで横に揺らしてしまいます。それによって徐々に歯がグラグラしてきてまるで歯周病であったかのようにぬけていってしまうのです。

このクラスプのついている部分入れ歯は歯を守るどころか患者様がわからないように歯を失う事を加速させてしまっています。

今の保険の制限治療のなかでは患者様のために最適な治療を選択することができません。

それどころか歯科の医療費はどんどん削減されているためこれ以上の質を保険治療に期待するのは無理でしょう。

ブリッジの場合においても現在の保険制度は支える歯の面積や長さから小学生の算数計算の様なものできるかどうか判断します。これでは大切な患者様の歯は守る事はできません。

ヨーロッパ、特にドイツは非常に歯科治療が進んでいます。ドイツではクラスプの入れ歯は消滅していてすでに学生の実習にもでてこない古いものになっています。

残存歯、残っている歯を保護することが私たちの使命だと思います。

リーゲルテレスコープとは父、稲葉繁がドイツに留学していた1年半の間にチュービンゲン大学のケルバー教授から直接勉強してきて日本に紹介した入れ歯です。

入れ歯というにはあまりにもしっかりしていて、クラスプ義歯とは比較になりません。

このリーゲルテレスコープは保険がききません。そもそも使用する材料がチタンや白金です。

製作過程からその精密さに関してそれを上回る入れ歯はないと思います。

これからリーゲルテレスコープがどんなものか少しずつまた書いていきたいと思います。

2008年02月21日 | トラックバック (0)

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