稲葉歯科医院 院長ブログ 千代田区 末広町 顎関節症 入れ歯 リーゲルテレスコープ 矯正:千代田区外神田で歯科医院を開業している院長稲葉由里子が日々の診療への思いや雑感を語ります。

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2008年02月21日

リーゲルテレスコープについて

8020運動というのをご存知でしょうか?80歳で20本の歯があればだいたいの物はなんでも食べる事ができて健康に過ごせる。という意味なのですが現在20本の歯を保っているのは約55歳です。

歯を失っていく状況をみると下顎では奥歯から抜けていき徐々に前方に移行してます。その原因は歯周病のみが原因とは考えられません。

それは無くなってしまった歯に義歯を入れるのですが、保険適応の部分入れ歯はクラスプという(ばね)を残っている歯にかけます。

クラスプは歯をつかんで横に揺らしてしまいます。それによって徐々に歯がグラグラしてきてまるで歯周病であったかのようにぬけていってしまうのです。

このクラスプのついている部分入れ歯は歯を守るどころか患者様がわからないように歯を失う事を加速させてしまっています。

今の保険の制限治療のなかでは患者様のために最適な治療を選択することができません。

それどころか歯科の医療費はどんどん削減されているためこれ以上の質を保険治療に期待するのは無理でしょう。

ブリッジの場合においても現在の保険制度は支える歯の面積や長さから小学生の算数計算の様なものできるかどうか判断します。これでは大切な患者様の歯は守る事はできません。

ヨーロッパ、特にドイツは非常に歯科治療が進んでいます。ドイツではクラスプの入れ歯は消滅していてすでに学生の実習にもでてこない古いものになっています。

残存歯、残っている歯を保護することが私たちの使命だと思います。

リーゲルテレスコープとは父、稲葉繁がドイツに留学していた1年半の間にチュービンゲン大学のケルバー教授から直接勉強してきて日本に紹介した入れ歯です。

入れ歯というにはあまりにもしっかりしていて、クラスプ義歯とは比較になりません。

このリーゲルテレスコープは保険がききません。そもそも使用する材料がチタンや白金です。

製作過程からその精密さに関してそれを上回る入れ歯はないと思います。

これからリーゲルテレスコープがどんなものか少しずつまた書いていきたいと思います。

投稿者 yuri : 10:09 | トラックバック

2008年02月15日

金属アレルギーについて

虫歯は生活習慣病と言われているようにその原因はバクテリアによる感染で今では虫歯や歯周病は予防することが出来ます。

ただ残念ながら虫歯になってしまった場合、歯のかわりになるものを口の中に入れる事になります。

一般的にクラウン、部分入れ歯、ブリッジなどは金属を使わなくてはいけません。

現在保険診療で使われている金属は金の代用合金です。金が12%、パラジウム、銀、銅、ニッケルなどを含んだ合金です。

口の中の金属は溶け出しやすく唾液、口腔細菌、血液などのたんぱく質と結合してアレルギー性をもつようになります。

皮膚炎や肌のシミ、しわなども生じるそうです。

先進国でこのような金属を保険で適用にさせているのは日本だけかもしれません。

実際、普通のアメリカ人、ヨーロッパの人たち、韓国人のお口の中を見るとほとんど修復物はセラミックか生体安定性の高い金だけです。

日本の普通の人のお口の中は銀歯がたくさん入っています。しかもよく見えるところに銀歯が入っていたりすると本当にかわいそうです。患者様は本当にそれを希望されたのでしょうか・・・・

歯科医師が虫歯になってしまったバツとして見せしめに銀歯をいれてしまったようです。

当医院に通院されている患者様で見えるところに銀歯を希望される方はほとんどいません。

もちろんその前に充分な説明をして相談した結果皆さん保険がきかなくても良いものを体に入れたいと思うようです。

どうしても経済的な理由で良い材料が使えない方にたいしても、すべての患者様に同じように説明し、将来治療しなおしましょうとお話しています。

そのような患者様のなかには納得して数年後、良いものに交換される方も大勢いらっしゃいます。

まずは私たち歯科医師が自分や自分の家族にしたい医療を患者様にお話するのがとても大切だと思っています。

長い歴史の中でこれらの代用合金を体に入れるということは人類史上例の無い事で、長期的な安全性を注意深く見守っていく必要があります。

 

 

投稿者 yuri : 15:58 | トラックバック

2008年02月14日

ABCコンセプト

当医院の患者様に対する目標はただ一つ、それは患者様の健康を取り戻すことです。そして良い状態を維持する事です。

それには良い医療を常に提供することが必要なことから、Always Best Choice の頭文字をとってABCコンセプトと名前をつけてみました。

父(稲葉繁)の好きなフレーズで似たような言葉で常に最善をつくすという意味で、Das Beste oder Nichts (最善か無か)というのがあり、私はずっとこの言葉を聞いて育ってきました。

これはメルセデスベンツのキャッチフレーズです。

ドイツは自動車発祥の地で、ヒットラーの残した有名なアウトバーンを速度無制限で快適に走ることができ、安心と安全を基本においた信頼できる車を生産しています。

歯科医療も同様に、よい品質のものを提供し、安心で安全なものを患者様に使っていただきたいと思います。

医療には自費も保険もないと思います。

保険だからといって適当に治療してしまったら患者様は歯を失ってしまいます。

ただ、保険治療にはやはり限界があります。よい材料には保険が下りないようになっています。

私たちは患者様に充分説明できる材料と知識をもって相談のうえ患者様にとって一番良い方法を提供することができます。

自分や家族に対して行う一番良い最善の治療を稲葉歯科医院の大事な患者様にもうけていただきたいと思っています。

良質な医療とはどんなものでしょうか・・・・

今の歯科の保険制度の中では私の考える良質な医療が行われているとは思いません。

自分が患者さんだったら口の中に黒くなる金属などは入れたいと思いません。歯科関係者だったらまずそのような金属を入れている人はいません。

見えるところに金属なんていれたくないし体にも安全でないことがわかっているからです。

女性は皆最初に耳にピアスを 開ける時、金でないと化膿してしまう事は常識になっているのになぜ口のなかには歯とは全然違う色の黒い金属が入っているのでしょうか。

良質な医療とは自分や家族にたいしてしてほしい医療だと思います。

患者様は治療の内容、使われている金属のことはわかりません。 私たち歯科医師はよい医療がたとえ国の健康保険でカバーできなくても「もっと良い方法で安全なものがあります」と教えてあげなくてはいけないと思います。でないと歯を守る事ができない場合もあります。

 

 

 

投稿者 yuri : 09:53 | トラックバック

ストレスフリーの歯科医院

患者様にとって歯科医院はできることならあまり行きたくない場所と思われています。来院のきっかけはつめ物がとれてしまったとか、痛みがあるからなどがきっかけだったりします。当歯科医院ではこのようなきっかけで来院された患者様がその後ストレスを感じることなく来る事ができるようにいろいろ考えています。

患者様のストレス、「痛い」「怖い」「削る音がいやだ」「臭いが気になる」「受付、先生の対応」などがあると思います。

まず歯科医院のあり方で最も大切な事は患者様、歯科医師、スタッフがお互いが気持ちよく、信頼関係で結ばれている事だと思います。

通院する患者様を迎えるためには、初診時は大変緊張しているはずなので、スタッフが笑顔で声をかけるなどして心をほぐし居心地の良い空間をつくりだすようにしたいと思っています。

当歯科医院は秋葉原の電気街近くの小さいビルの6階なのでほとんど目立ちません。外からはまさかこのビルの中に歯科医院があるとは思わないでしょう。小さい看板がひとつあるだけです。

エレベーターで6階まであがってくるとたぶんはじめて来られる患者様は歯科医院だと思わないかもしれません。(歯科医院っぽくないように設計しました。)

待合室でただ待っているというのもストレスになると思うので当医院では完全予約制にしています。次から次に患者様がきて待たせてしまっていると思うと治療している私たちもあせってしまい良い治療ができないからです。

待合室で「今日は何の治療をするのだろう・・・・痛そうだな。」と考えながら待つのではなく、ちょっと楽しい事を考えたりできるような場所であったらいいなと思います。

また待合室、診療室は靴のまま上がっていただいています。毎日スタッフがきれいに掃除していますし、月に一度ワックスもかけています。もしかしたら靴をぬいでスリッパに履き替えると「あっここは歯科医院だ・・・」とストレスをかんじてしまうかもしれないからです。

ほとんどのレストランはみんな靴のまま入りますよね。

病気になってストレスを感じない人はいません。そんな時、親切な心を示してくれたならば、ストレスもわずかだけどほぐれるはずです。

受付がやさしくはなしかけてくれたり、先生も怒ることなく患者様の気持ちを理解して一生懸命診療してくれたらきっと誰でもうれしくなってしまうと思います。

私たちはそのような歯科医院を作っていきたいといつも思っています。

投稿者 yuri : 08:42 | トラックバック